高圧ガス容器(ボンベ)を使用するときの注意点16選!

今回は日本溶接協会のHPで接合・溶接に関するQ&Aという項目の中から
Q高圧ガス容器は使用上どのような注意をしたらよいか教えて下さい。
という質問に対し参考文献の中から16項目の回答をしていましたので
そちらに補足をしながら解説していきます!
他にも高圧ガス保安法に基づき注意するべき点はありますので、必ず守りましょう!

目次

 

 

  1. 通風または換気の不十分な場所

  2. 火気を使用する場所およびその付近

  3. 火薬類、危険物その他の爆発性若しくは発火性の物または多量の可燃性の物を製造し,または取り扱う場所およびその付近

 

 

ボンベの温度が上がりすぎるとボンベの安全弁が作動し中のガスがすべて放出されてしまいます。
また大きな事故を防ぐためにも、直射日光を避け40度以下の温度で保管することが義務付けられています!

寒冷地ではLPガスなどの放出を早めるため容器を温水中で加温してもいいが
容器表面積の20%以上が温水につかることがないようにする。
また、温水の温度は40℃以下に保ちましょう!

どんな事があっても、高圧ガス容器は40度以下に保つよう高圧ガス保安法で定められています!

 

冬季など温度差が大きい時期に再液化現象が発生しやすくなりますのでそれにも注意しましょう!

 

転倒のおそれがないように保持しましょう!

地震や、災害、また思わぬ接触によりボンベが転倒しないように気を付けなければいけません!
高圧ガスボンベの転倒防止措置は保安法でも定められています!
対策としてはボンベスタンドなど固定器、チェーンなどでしっかりと固定することが必至です。

溶解アセチレン、LPG、炭酸ガス容器など液体が入っている容器は、立てて置く。

ガスを液化すると、体積はぎゅっと小さくコンパクトになります!
一般に気体を液化すると、その体積は非常に小さくなります。
一方、液体を気化させると体積は非常に大きくなります。
その為、横置きにしていたことにより液化したガスが漏れるなどし、事故につながると大変危険です!

衝撃を与えない。

充填容器はもとより、空の容器でも治具や加工物の台等に用いて衝撃を与えないこと。
やさしく、お願いします。

使用するときは、容器の口金に付着している油類およびじん埃を除去する。

容器口金のネジ部及びパッキンのあたりに
異常(油分、ちりや傷等の損傷)がないことを必ず確認しましょう!

バルブの開閉は、ハンドルまたは専用のスパナで静かに行う。

専用のハンドルを使いハンドルを左手で握り外に向って押し開くとき、
その握り部を右の手の
ひらで軽く叩いてはずみをつけ開くこと。
閉めるときはその逆に行います。

したがってハンドルをハンマー等で叩いて弁の開閉をしてはいけません!
容器用ハンドルは1容器に対し1個用意しましょう!
容器弁に取り付けたまま使用し、使用中にはずしたり,または他の容器弁の開閉に用いないことが大切です!
 

バルブは、使用中十分に開けておく。
アセチレンの場合はアセトンなどの溶剤の流出を防止するために
最大1.5回転程度でとどめておく。

酸素容器の弁は使用中全開しておくこと。
ただし溶解アセチレン容器の弁は、1.5 回転以上開けて使用しないこと!
ガスの使用を一時中止するときは、その都度容器弁を閉めることが大切です!

溶接または熱切断用のアセチレンガスの逆火、漏えい、爆発などによる災害を防止するための措置を講じて行う

漏洩したアセチレンガスが原因で点火した直後「ボン」という音とともに爆発した事故がR3.4月にありました。
この災害は
アセチレンガスおよび酸素を用いて、鉄板を加熱しながら曲げ加工の作業を始めるために
アセチレンガス溶接用吹管に点火用ライターで点火したところ、漏洩アセチレンガスが爆発したものである。

 

災害発生当日、屋内作業場に定置されている定盤上で、午前8時から被災者A、Bの2名が、ブルーワークを製作するために、
加熱による鉄板の曲げ加工作業を始めた。
当初、この作業は屋外作業場で行う予定であったが、厳寒であったため、作業場所を屋内作業場に変更して行われた。

・ガス溶接用アセチレン吹管によって、鉄板を加熱して曲げ加工する燒鉄作業を屋外作業場で行う予定であったが、
寒さが厳しいため、作業者の一存で換気の悪い屋内作業場で行ったこと。・換気や、通風の悪い屋内作業場であったこと

・作業の危険性に対応した、作業指示、作業管理を行うための体制が不十分であったこと。

等、事故の原因はほかにもありますが

対策として、

☆資格を必要とする作業に従事する者に対する資格をチェックする管理体制が無かったこと

☆作業開始から、作業途中および作業終了後における、
アセチレンガスの危険性に対処するための作業手順が定められていなかったこと

☆可燃性ガスによる溶接、溶断、加熱の作業には、有資格者を就かせること。

など安全管理体制の整備と確立、高圧ガスの特性や知識を正しく理解し
マニュアルが確実に励行されるように安全教育を実施すること。等で事故を防ぎましょう!

事例参照元:厚生労働省

溶接または熱切断用の天然ガスの消費は
当該ガスの漏えい、爆発等による災害を防止するための措置を講じて行う。

 

 

事故を起こさないよう安全に業務を行うためには、
労働安全衛生法が定めるガス溶接技能講習を修了し正しい知識を身に着けましょう!
尚労働安全衛生法施行令第20条第10号に規定されています!

溶接または熱切断用の可燃性ガスの種類

溶接で使用する可燃性ガスにはアセチレン酸素アセチレン溶接)、水素プロパンブタンなどのLPガスメタン石炭ガス都市ガスなどがあります
Wikipedia/ガス溶接から参照

ガスの使用を一時中止するときは、容器弁を閉じておく

その都度確認する事が事故への1番の対策です!

使用前または使用中の容器とこれら以外の容器との区別を明らかにしておく。

明確にするための標識を弊社でも各種取り揃えています!
ボンベ札やステッカータイプ、ボンベ保管標などを活用しましょう!
 

使用済の容器は、容器内にわずかのガスを残し、容器弁を確実に閉じ、ガス漏れがないことを確かめた後、キャップを装着しておく。

使用済みでもガスボンベは残圧をのこしてください!
なぜガスボンベの中に、残圧を残すのかは今後更新予定です。
 

空の容器であっても、ガス切断の台、ローラ、てこの枕、棒曲げの道具などに使用するなど、容器本来の目的以外に絶対使用しない。

運搬するときは、キャップを施す。

キャップは、高圧ガス容器の運搬中やガスの充てん作業中などの場面で、
バルブを損傷しないよう保護する重要な役割を持っています。

まとめ

今回は日本溶接協会のHPで接合・溶接に関するQ&Aという項目の中から
Q高圧ガス容器は使用上どのような注意をしたらよいか教えて下さい。というページを参考にしましたが、
高圧保安法や規則、高圧ガスに関する注意点がほかにもありますので、これさえ守っておけばいいといものではありません!

随時、高圧ガスにまつわる事を更新していきますので応援よろしくお願い致します!

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